ももさく

ショーシャンクの空にのももさくのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
3.3
アンディは妻とその不倫相手を殺害したと容疑をかけられショーシャンク刑務所に収監される。

アンディデュフレーン(ティムロビンス)終身刑で仮釈放が認められるまで出られない。元、銀行副頭取。趣味は鉱物採集。

エリスボイドレディング(モーガンフリーマン)レッドと呼ばれる。20年以上仮釈放がなく出られなかった。タバコ、映画女優ポスターなどなんでも調達する調達屋。

ブルックス(ジェームズホイットモア)50年服役している老人。図書係をしていた。動物好き。

ボッグズダイアモンド(マークロルストン)男だが男を性的に襲う。

トミーウィリアムズ(ギルベローズ)泥棒をし刑務所に入ってくる若者。アンディに勉強を教えてもらう。

バイロンハドリー(クランシーブラウン)刑務主任。囚人に虐待並みの暴力をふるっていた。

サミュエルノートン(ボブガントン)刑務所長。表に出ない金をアンディに管理させた。自分の利益しか考えていない冷血男。

「シャイニング」「スタンドバイミー」で有名なスティーヴンキング原作作品。

10代の頃からタイトルと印象的なパッケージ、凄くいいとされてる映画って事は知っていたが何となく疲れそうだなぁ…イメージだけど残酷そうだなと思いつつ今更だけど見てみました。

アンディが罪を犯してないってのと頭がいいから成り立ったような気もする。罪を犯した人達を管理してる人が最悪で見てて不愉快でならなかったしムカつきすぎて胸が締め付けられるレベルだったけど最終的にはスッキリしました。

考えさせられる事が結構ありましたね。刑務所とは言え長くいればそれも当然化して刑務所を出る事が幸せとは限らないんだなって事。

やってないのにやった事とされる。この話しは殺人だけど普通に生活してても責任を押し付けられたり間違った情報流されたりもあるなぁとか思う。わー!って言いたいけど言えなくてモヤモヤ、イライラするけど上からの圧力や人ともめたくないとか生きてると色々ありますね。

ロックハンマー、ビール、図書館、手紙、レコード、ランドールスティーブンス、シワタネホなども印象に残る。

あのDVDのパッケージは何なんだろって思ってたけど、おぉ!このシーンなのかー!とやっと見れた感。

私は、こんな目にあったら一生抜け出せないけど頭良い人ってのは本当に凄い!そして諦めないって事も大事なんだな。あのひたすら手紙を出し続ける根気とか!絶望しかない場所にいるのに希望を忘れてないってこういう事?と思わされる頭脳と行動に驚きと感動。

主役はアンディかもしれないけど彼の影響を受けて変わっていくレッドも凄く良かった。更生について語るシーンが深すぎて私には理解できなかった。

海と砂浜が美しく、どんどん引いていく撮り方がとても好みだった。気持ちが伝わってくる笑顔が素敵すぎた。