このレビューはネタバレを含みます
キューブリックが、「2001年」で
最終的に宇宙人を出すのをやめたのは
正解だよね。
1957年製作とはいえ、
ミステリアンの登場で、そこまでの
テンポよく緊張感ある展開が、一気に
拍子抜けする感じ。
あの造形はないでしょ。
モゲラがいいだけに、一層残念。
特撮もなかなかの出来で、迫力もあるし、
手がかかっていて、気合も感じられ、
いいんだけど、
同じカットの繰り返しが多くて、メリハリもなく、
飽きてくる。
後半は、新兵器やら国際協力やらご都合主義的に、
伏線なく進んでいき、ツッコミ
どころが満載ではある。
それでも、大らかな気持ちでみると、
なんだかんだ、
見れちゃうのよね〜、
やっぱり丁寧に作ってるからかな〜。
宇宙人の造形が、「セブン」のペダン星人
やポール星人くらいに控えめで曖昧にし
ておけば、そこまで古びなかったかもと
思った。いや〜、あれはないでしょー。