Donguri5656

アリスの恋のDonguri5656のネタバレレビュー・内容・結末

アリスの恋(1974年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ファーストシーンの「オズの魔法使い」
風の実験的な雰囲気も良いし、
映画としては、しっかり作ってるな、
というのは思いつつ、

途中で、これは政治的メッセージの
映画だった、と気づく。

まぁね、昭和の日本も似たり寄ったり、
と、自分に言い聞かせてながらも、

アリスって、すぐに、だめんずに、
引っかかっては逃げ出し、

場当たり的に底辺生活をしていて、
大してスキルもトレーニングもしてない
のに、

地道なウエイトレスなんてと
歌手を夢見て、
子どもをほったらかし、男と過ごしちゃう姿を
なかなか見続けるのは厳しかったね。

(当時の)リアルな日常の人々を
描いた、とか、らしいけど

まずは生活を安定してから、とか、
子どもに寄り添ってから、
にすればいいのにとか思っちゃう。

向こうでは、
子どもよりも、「まずは自分」なのかなぁ、
とか今更ながら思った。

子どもの万引きも知らず、男に入れ上げ、
その彼が、野放図な子どもの
わざわざお尻をとらえて、一度叩いたら
烈火の如く逆ギレ。

全編がこのスタンスなんだよね、
いやぁ、ならもっと親らしくしましょうよ、
万引きはいいんすか?

これがウーマンリブ、と言われるのは
違和感が残るな。

勝手に、ハートウォーミングなものを
想像していて、ずっこけただけですけど。

口が悪くて申し訳ありません。

ジョディー・フォスターの存在感は凄い。
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