『通常版』→『ファイナルカット』→『完全版』の順で鑑賞。先日、鑑賞した『ファイナルカット』からプレイメイトとイチャイチャ、カーツが監禁していたウィラードにニューズウィークの記事を読んでやった後解放するシーンが抜かれた事が分かった。前者は一見不要なシーンかもしれないが17歳のクリーンが童貞を捨てられず後の悲劇につながって行く事を見ると切って良かったのかどうか。後者は、カーツの苦悩というよ、ウィラードに対して自分の悩みを聞いてくれ的なシーンなのでカーツの謎な部分がかき消されてしまうから無くて良かった等色々考えながら見られて楽しめたと同時にコッポラの苦悩も同時に感じられたね。
『完全版』の尺は長過ぎる部分があるので、『ファイナルカット』で良かったのかも。
結局、カーツは行き着く所まで行ってしまったが、そうなってしまった事を理解して息子へ伝えてくれる人間がやって来るのを待ち続けていた。それと同時に狂気は更にエスカレートしてしまい狂人か神か現地人にも分からない丁になってしまっていたのが物悲しい。
エンディングの爆撃シーンか、無線を切って静かに去って行きカーツの帝国がそのまま自然に朽ちていくのを選択する二通りあるが後者で良いのだろうと、今日はそう思った。明日はまた違う気持ちになるかもしれないね。
