【キャストがイマイチ】

日本人による日本人俳優の作品だが、ヨーロッパを舞台に想定したドラキュラ映画。　

ドラキュラ伯爵に仕事を要請されて、美しい婚約者を英国に残して遠く東欧へと出かけた青年。伯爵の城で見た今はなき伯爵夫人の肖像は、結婚を控えた自分の婚約者そっくりだった・・・。　

音楽はふんだんに使っているが、台詞はすべて画像に文字で出るという、サイレント的な手法をとったカルトっぽい映画。雰囲気は十分あるけれど、筋の展開がイマイチ説得的でなく（三すくみ状態はいいのだが、シマ荒らしは困るだけじゃ、笑ってしまうよ）、一工夫欲しい。　

MALICE MIZERという音楽集団の長ーいMV。のような映画。
わざわざ福岡まで観に行った思い出の作品。

とにかくMALICE MIZERのメンバーのキャラクターが前面に出ている。
ファンだったら絶対に大画面で観るメンバーの美しさに涙していたはず(いまから観る方はDVDがあるから大丈夫)
Klaha時代のMALICE MIZERはちょっと知らないって方も大丈夫。
他のメンバー、キャラ徹底しているから。
もう、ドラキュラ映画って時点で配役想像できるでしょう。

ストーリー的には、狙ってやったかのようなチープ感のあるドラキュラ映画。
でも、これ、実験映画だと思う。ある意味。
MVをどこまで長く作れるか、の根気のような…。
だから、映画として観たらこのスコア。
MVとしては最高にクール。『真夜中に交わした約束』も合わせて買うべし。

…レビューを書くにあたって改めてDVDを観たけれど、やっぱりMALICE MIZERが本気で好きじゃないとたぶん最後まで見られないであろう…。

mana様話さないからセリフどうするんだろって思ったら字幕だった 字幕といっても少なくてほとんどbgm流れてるだけだからいまいち話が入ってこない 世界観はとても好きだけど映画としては面白いとは言えない 背景ヨーロッパなのにキャスト日本人でチグハグ