2020.3.15 DVDを再見。
イギリス劇場未公開のDVDスルー作品。
言わずと知れたデパルマの「悪魔のシスター」のリメイク。
リメイクのニュースを聞いた時には小躍りして喜んだ。出演にスティーブンレイ、クロエセヴィニーと癖のある役者が決まった時にもワクワクした。ただヒロインを聞いたことのないルードワイヨンが演じると聞いた時は少し不安になった。今回フィルモグラフィを見て彼女ってフランス映画の名匠ジャックドワイヨンの娘なのか？
その割には演技そんなに上手くないし、魅力的でも無かったなぁ。
舞台は映画製作当時、なので旧作には出てこないような携帯電話なんかも作中で多用されている。それ以外にも人物設定も多少の変更がありましたが展開は基本的に同じとなっています。が、しかし全く演出に抑揚がない。全然サスペンスが盛り上がらない。ではその分だけ人間関係がきめ細かに描かれているわけでもない。
という残念な仕上がりでした。
殺人の目撃、殺人の証拠隠滅、そして精神病院での悪夢など見所はオリジナルと同じでも監督が違うとこうも平坦になってしまうのか。真似するのは良くないけど、これらのシーンを描き切る自信がなかったら脚本から変えて仕舞えばよかったのに。
分離手術を悪夢的に追体験するシーンはオリジナルを知らない鑑賞者には意味がわからなかったのではないかな？それくらい描き方が下手でした。
ラストもオリジナルの方が良い。
