「いつか晴れた日に」
ジェーン・オースティンの小説をアン・リーが映画化した作品。ベルリン国際映画祭にて金熊賞を受賞しているが、金熊賞を2回受賞したのはアン・リーだけらしい。
内容的にはテレビシリーズとかでやった方がじっくり楽しめる感じがあって良さそうだったが、一本の映画としても楽しめた。
上流階級間の多難な恋愛模様を描いているが、男に対して一途な想いを寄せるメロドラマでもあるので、内容の割にドロドロし過ぎているわけでもないのが良い。
ケイト・ウィンスレット演じるマリアンヌの一途で純粋なキャラクターに対して、エマ・トンプソン演じるエリノアが世の中を弁えている姉役、そして自由奔放な三女マーガレットという三姉妹の構図がリアルで物語に感情移入しやすかった。
「ハリー・ポッター」のキャストが何人か出演していたのでファンの人はより楽しめるかもしれない。