OASIS

ザ・ミッション 非情の掟のOASISのレビュー・感想・評価

ザ・ミッション 非情の掟(1999年製作の映画)
3.9
裏社会のボスの命が狙われ、それを護衛する事になった5人のボディガード達の話。

監督ジョニー・トーここにあり、といった感じの言葉数は少なく背中で語る男達の絆を描いた熱い映画だった。
かと思えば、激しい戦いの合間に落ちている紙くずを蹴り合って遊んだりしている姿もあり、おっさん達が和気藹々とサッカーをするその場面の微笑ましい事。

作中で描かれる数々の銃撃戦は圧巻の一言で、特にショッピングモールでのシーンは至高の名場面。
背中を向け合い、微動だにせず真正面から相手を撃ち抜くスタイルでズドンズドンと重い銃撃音が飛び交う。

敵のアジトでの戦いも、弾が無限に増殖しているのでは!?と思わずにはいられないほど大量に薬莢がばら撒かれていた。
おっさん対スナイパーとの戦いも熱い。

言葉少なに展開する物語の中で、アイコンタクトだけでお互いの思考を瞬時に理解する、そんな男達の背中に立ち昇る火薬の匂いが鼻の奥をチリチリとさせる映画でした。
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