kamiori

博士の愛した数式のkamioriのネタバレレビュー・内容・結末

博士の愛した数式(2005年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

・子供の頃に見て、いたく感動した映画。いま見直してもよいと思える。当時の自分と分かり合えるようでうれしいな。
・当時はなぜ深津絵里が博士の元に行けなくなったのか、またどうして戻ることができたのかよくわからなかったけど、それは愛の問題だったのね。
浅丘ルリ子が深津絵里を追い出したのは、博士との関係性に愛があるのではと勘ぐったゆえの行動でつまりは嫉妬だった。
しかし、博士も交えた話し合いの場で、そのことを感じ取った博士が例の数式を浅丘ルリ子に手渡し、愛の向き先に変わりはないのだと暗に告げる。それで疑念は解消され、深津絵里はめでたく戻ることができたと。
・浅丘ルリ子が自分で博士の面倒を見ず、家政婦を雇っていたのは彼女に言わせれば罪の意識なんだけど、実際は老いていく自分の姿を博士に見せたくなかったんだろうね。しかし、あの数式を受け取り、愛が健在であることを知ってから二人はデートに出かけ、寺尾聰はそっと彼女の手を握る。あれは実に美しいシーンだったなあ。
・しかし何といっても深津絵里。ややカマトト感のあるシーンもあるけれど、全体を通してとにかくかわいすぎる。特にルートに「美人なんだから」と言われて照れるシーンとか、チャーミングすぎて死ぬかと思った。。。
・この頃記憶にリミットがある作品をやけに集中して見ている。意図しているわけではないのだが、いったいなぜだろう。。
kamiori

kamiori