このレビューはネタバレを含みます
こんなに物悲しい話だったっけ。原作読んだのもだいぶ前だしよくわかってなかったかも。切なく響いて聞こえる「風に吹かれて」がよく似合う雰囲気だった。
“外人”であり、恋人と友人を亡くした孤独なブータン人のドルジが椎名の歌声を耳にする場面が印象的だった。神の声に聞こえたのかな。映画内の警察の無能さにムカついてたけど飛んでった。
麗子さんが最後に言う「助けられる人は助けたい。最近はそう思うようになった。」という台詞に泣きそうになる。“助けられる人”にはどこまで誰が含まれているのだろう。それは許す許さないとかそういう次元ではないような気もする。