秋元松代の戯曲「かさぶた式部考」を熊井啓が脚色・監督した。事故により童心に帰ったままになってしまった男と、彼を支える家族。男は巡礼尼に魅せられ、巡礼の旅に加わる。尼と愛し合うようになる男は、嫉妬した…
>>続きを読む香川京子さんの完勝。
社会で虐げられて深い傷を負った奥田瑛二が信仰に縋っていく流れはどこか増村みたい。
今日一日熊井啓を3本見てこの作品の構図が1番美しいかった。奥田瑛二が正気に戻り香川京子がそ…
熊井啓監督作品だから観たのだが、熊井監督らしからぬ映画であった。
物語は、事故で子供並みの行動しかとれなくなってしまった男=豊市(奥田瑛二)。
豊市がある時、式部様(岸恵子)なる生き仏(仏の使い)…