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懲役十八年のどーもキューブのレビュー・感想・評価

懲役十八年(1967年製作の映画)
3.9
加藤監督、安藤昇の兵塀(へいへい)の中


1967年 脚本笠原和夫ほか、監督加藤泰。

ということで、加藤泰の「明治侠客伝三台目襲名」を見て、調子にのって借りてきた ビデオだけど、、加藤泰、笠原和夫のゴールデンコンビの本作を借りてきました。

これは、安藤昇の映画の予告にはいっていて、気になっていた作品でした。
東映ビデオ鑑賞しました。



いやーーおもろかったなー。

さながら自伝のような、安藤昇のムショ物語でしたね。


敵役に 刑事コロンボこと 小池朝雄であります。

こういう 小利口で 口が立ち じくじくと 悪を生きる

ような男うまいですね、、、。 腕一本 実業家男を演じております。

物語は、戦後間もない 兵隊二人 安藤と小池は、「マーケット」設立のために

闇な物資を奪っていた。とある日。警察の目をかいくぐれなかった二人。

犠牲に安藤は、つかまり、いただいた大金を小池が引き継いだ、、、はずだった。。未来のマーケットのために、、、。

安藤昇初出演作だったようです。

安藤昇の刑務所描写が、実に板につきすぎていた素晴らしかった。

山城「りんご」新吾さんも出てます。

みなさん若いなーーー。新吾さんとなりが、三田佳子さんですかね。。

コメディラインでの山城さん演技役ですかね、、、。先輩むしょ男さん的な役どころでした。

現代とむ所の中の理想がぶつかる 安藤対小池のぶつかりあい 良かったですね。小池朝雄の素晴らしいヒールが光ります。

ラストのいき詰まる 安藤昇のぶち切れ 殴りこみ と唐突なラスト良かったです!

あんまりアップもひきの絵もない加藤アングルでした。 

「こんどうーーーです。(ばい鶴ちゃん)」もひじょうーに若手の「きんぐ」なる元気不良役で出演。はじめわからなかったです。あまりにも若くて。

続編も出来てますね。ヒットしたんでしょうね。。。

そして若山富三郎兄貴もいびり警官役で出ています!

この山下耕作監督「海軍横須賀刑務所」も面白かったです。


さて
加藤監督、安藤昇の兵塀(へいへい)の中

刑務所の中がわかる 塀の中の安藤昇
ぜひどうぞ。ビデオしかないようです。
2014/9/14ブログより 
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