ちゃこ

トゥルーマン・ショーのちゃこのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
3.2
軽くサクッと、普通に楽しむ、ちょっと考えさせてくれるコメディでした。

監視社会を描いた「ザ・サークル」、監禁からの逃亡とその後の話「ルーム」の二作を先に見ていたので、あれやこれや難しいことをついつい考えてしまいそうになった。これはこれで、あまり考えすぎず普通に楽しむようにしました。午後のロードショーを流し見する感じで。

吹替で見ました。

外の世界は辛くて厳しい。この世界で自分中心に回る社会を享受することだってできた。もちろんそんなのは嫌だけど。でもさ、「ディズニーランドで暮らしたぁぁい」って思う事もあるのよ。夢の国に居られればね。自分が物語の主人公ならね。
この映画は、その突発的な欲求を本当にやってみた、というような突飛な設定。とはいえ、自分がどんなに努力しようと、主導権は製作者が握っているわけで、叶うかどうかは彼らの気分次第。そんなのは嫌だー。どんなに稼いでも、社会情勢を調整してお札を紙っぺらにすることもできる。(あの世界の通貨はなんなのだろう)努力が実らない世界なんて、つまらない。私がミュージカルみたいな人生を送りたい💖って神様(プロデューサー)に願って、叶うのなら良いんだけど(良いんかい)、叶わないなら現実世界に居た方がいい。私がトゥルーマンやらされるならミュージカルの世界じゃないと嫌だ!楽しく歌って踊っていえーいしたい!

まあいろんなこと言ったけど、あんなセットがなくても主人公は自分に決まってる。世界中の人から注目されなくても、自分に見合う人間関係の中でもちゃんとやっていければ十分。それにミュージカルごっこは日頃からしてたわ。

-----------------------------
以下、メモ。


フィジー

ジムキャリーって、(知ってたけど)良い男。テニスうまそうなタイプのイケメンだね。演技がもう、あれなんだけど。写真で見たら笑顔可愛い。

柄物×柄物のコーデがポップで可愛い。時代かな?と思ったけど番組の世界観だね。

綺麗すぎる街のセットには理由があったのか。ファッションやクルマ、いろいろと世界観がアメリカのホームアニメ(っていうのかな)みたいな雰囲気だったのは、この世界そのものが番組だからなのか。いいねえ。

ディズニーランドで産まれたようなもの。あ、ユニバーサルスタジオか。ある意味狭いところに監禁されてるわけか。真実を知ったらショックで死んじゃうんじゃないか。太陽も月もでかすぎる。しかも月は動かないんですね。

両親はちゃんと血が繋がってるのかな。繋がってないのね。
この世界だと最悪の場合、人工授精で強制的に子供作れちゃいそう。お腹だけ膨らませて、産まれたことにして別の人の赤ちゃんとか連れて来れそう。でもその赤ちゃんもトゥルーマンと同じ被害者だよなあ。

アメリアの国民的番組となってしまったらテレビ局やスポンサーも引けない。アメリカだけじゃなくてなぜか日本の視聴者の様子も。全世界なのか。

本人を経済的に貧しくしてしまえば行動を制限できるのか。教育も制限してしまえば思考も操れることになる。

奥さんえくぼが深い。チャーミングで美人だけど笑顔が怖い。

ここまできたらもう番組存続は無理だろうけど、トゥルーマンを阻止するための攻防が可笑しい。

彼が犯罪を犯したら刑務所のセットも作るのかなー

親友の彼、強いられる台詞の中に自分の気持ちを込めてる。彼も被害者かー。7歳の頃から子役やってるとしたら大したものだなあ。彼についてはそんなに深く掘り下げられていなかった。

この製作者は神になったつもりなのかね。

音楽は生演奏なのかw 生放送だもんね。

あのヒロインはずっと家にいたのか。スタジオにもっと早く駆けつければいいのにー

こんだけ世界中が夢中になってた番組なのに、終わった瞬間の切り替えの早さよ。

エンドロールの音楽、意外にも湿っぽい。トゥルーマンおやすみのときの曲。

なんで所々に日本要素があったのだろう?
ちゃこ

ちゃこ