劇場いっぱいにブラックミュージックが満ちていて耳が喜んだ。
あまりに有名すぎるシンシア・エリヴォの"I'm here"から知って、スピルバーグのカラーパープルを見て、ミュージカルはI'm hereとthe color purple(rep)くらいしか聞いていなかった。そんな状態で本日を迎えた。
シンシアのI'm hereはアメリカの国宝にしてもいいと思う(なにさま発言)まえにコンサートで生で聴けたのは感謝しかない。
六年前にスピルバーグのカラーパープルを見たときは、あまりの話の重さに、ポイントだけ押さえて(押さえられてたのかわからないけど)細かなことは時間と共に記憶を消してしまっていた。だから、セリーがどうやって考えを変えたのか、経緯はあんまり覚えてなかった。
スピルバーグ版では、シュグとはキス以上は描かれなかった。入れるにはまだ時代が早すぎると判断したって言ってた。ミュージカルになってからは、ちゃんと描かれたね。セリーとシュグのデュエットが綺麗だった。
ストーリーをちゃんと理解できたところで、舞台版の音楽を聴くことにします。
ミュージカルシーンの入り方、いろんなミュージカル作品から引用してそう。異世界に行くパターン、現実で歌うパターン、時間を超えていろんな場所で歌うパターン。いろんなパターンがありました。
振付はなんだかイン・ザ・ハイツを思い出した。でも、インザハイツの人ではなく、ドリームガールズの映画の人なのね。
ソフィアの俳優さんは舞台から続投なのね。パワフルで肝が座っててめちゃハマり役だった。
舞台のミュージカルの映画化って尺の問題で引き算を強いられると思うんだけど、何を引くか、きっとめちゃ悩むよね。多分ウィキッドは脚本が完璧すぎて何も削れないから二部構成になったんじゃないかって思ってる。三部になるみたいな噂もなかったっけ。まいいか。
次はミーンガールズだな!映画からの舞台化からの映画化!早く公開してー!
翻訳はミュージカル常連の石田泰子さん