このレビューはネタバレを含みます
昔の有名じゃない邦画って、なんかユルない?
これもお話がユルく、途中までは面白いのに、急につまらなくなってしまう残念作でしたわ。
ただ、本作ではメインキャラがバカと言う一点だけは最後まで貫かれており、キャラ崩壊しないのは好感を持った。
どういう種類のバカかと言うと、後先を一切考えない系のやつ。
それって一歩間違えれば、ヤクネタにしかならんけど、本作でもやっぱり周囲に迷惑をふりまいてしまっており、ラストは周囲を巻き込んでの自滅。
しかし、ストーリーが進んでいるのは、主人公の不良少女、マコのバカな行動のためでもあって悩ましいところ。
マコは自分がカツアゲしたヘタレ男を好きになるが、それは体裁にこだわらない、自分の感情に正直なバカゆえの面白さだと勝手に認定。
ヘタレ男率いる愚連隊が、ヤクザに追い詰められて、その中の切れ者がヤクザに寝返ってしまうのがよろしくない。
窮地で、切れ者が「悪いことでもなんでもよ、お前とやらなきゃ意味ねえんだよ!」みたいなこと言ってヘタレ男を体を張って助ければ、盛り上がったんだけどな~、アコギなヤクザとピュアな愚連隊と言う対比もできるし・・・
で、切れ者に助けられたヘタレ男は腹が座り、マコを説得し、ヤクザのアニキも見捨てて逃亡すればいいんだよね。
で、マコの覚悟を知った兄貴はヤクザの追手とか組長と一緒にマイトで吹っ飛んで大団円、っていうね。
ほんのちょっとしたところが、惜しいと思いました!