ビジュアルとしてはパワーアップしている続編ですが、物語の骨子は前作と大きく変わらないから、新しさが得られない。
逆に世界観を守りすぎたといった印象を感じた。
登場人物全て怪しく不可解な伏線を投げてくるものだから、こいつはいつ裏切るんだ？と斜めから鑑賞してしまう。
こういう仕掛けは「えっ？」と思える意外性が欲しい。
結局は何にも無かった奴もいるものだから、無駄な伏線を張り巡らせるのは正直どうかと思う。
続編からパワーアップしている部分として、グロテスクな描写が相当あります。
そういうのが苦手な方には注意が必要ですが、後に残る気持ち悪さは無い。
このシリーズ総じて、血しぶきや、はらわたが飛び散るような惨殺シーンも、相手がバンパイアということで、最後は燃えて灰になる。
後に醜い残骸が残らない親切設定！？が、爽快なアクションを演出している気がします。
なんか本作のラスボスも頼りがい無く、やっぱウェズリー・スナイプス様映画であった。
