ネモ船長と海底都市の作品情報・感想・評価

「ネモ船長と海底都市」に投稿された感想・評価

サメが出そうなので鑑賞しました。ジュール・ヴェルヌの原作とは実はほとんど関係ありませんが、サメ映画なのでOK。
難破船の乗船者たちがネモ船長に救出され、海底都市に拉致されます。独裁者ネモ船長の方針により、海底都市の存在を知ったものは一生をそこで終えなければならず、実質的に監禁されます。閉所恐怖症の男性の暴走により都市が崩壊しかけますが、ネモ船長がその男を見殺し(部屋が水没、溺死)にするという英断で都市は救われます。議員である主人公は、ネモ船長の右腕のスケを奪い取り、見事に船長に取り入る事に成功し、地上帰還の方策を探ります。人望と人を見る目のないネモ船長の名采配が光ります。
一方その頃、一緒に拉致されたセコい商人二人は、立ち入り禁止区域に侵入し、ノーチラス2号を発見。真水と酸素の生成の副産物として大量に産出される金を地上に持ち帰ることを企みます。
商人二人はネモ船長のかつての右腕の嫉妬をムクムクさせ、主人公にノーチラス2号を奪取させるよう唆します。主人公はスケをも地上に連れ帰ろうとしますが、彼女は海底の重力に縛られた人間だったのでフラれます。
いよいよ主人公と商人は暴力的にノーチラス2号を奪取、船長の部下を人質に地上帰還を試みます。しかし運の悪いことにエンジンに欠陥があり2号は爆発。商人の1人は溺死し、残る1人と主人公の強靭なフィジカルなおかげで生身のまま海底1万8000メートルから浮上し、無事に船に救出されてエンド!なんだこれ。
サメはちょっぴり出てきますし、でっかいエイのような怪獣も出てきます。海底都市のセットや衣装にすごくお金がかかっていることが一目でわかります。きっとこの映画を初めて観た子供は、その美しさ・面白さに心を奪われるでしょう。しかし、この映画の本質は、独裁者の孤独なのかもしれません。子供向けと思わせながらドロドロのストーリーに目が離せませんでした。なんだこれ。