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おしんのhideharuのレビュー・感想・評価

おしん(1984年製作の映画)
3.2
2020.2.8 DVDで再見。
劇場公開時には映画館で鑑賞。

レビュー数が少なっ!

何故かは知らないが毎年サンリオ映画のチケットがウチには10枚くらいあった。「ユニコ」「シリウスの伝説」などもそれで見に行ったっけ。
「おしん」は学校の友達10人くらいで連れ立って映画館に行った。入場者には「おしん」バッチが貰えました。笑

本作は言わずと知れた放映当時社会現象を起こし、視聴率50%くらいあったNHKの朝の連続ドラマ「おしん」の少女編をアニメ化したもの。脚本も同じく橋田壽賀子。
野心作であったようだけれど結果としては大コケだったらしい。いくらアニメにしても子供が見たがるような題材では無い上に2時間越え長尺に耐えられないでしょう。

おしんのしんは辛抱のしん。
まさに苦難の連続で5歳の少女が奉公に出されて女中にキツく当たられ挙げ句の果ては泥棒扱い。それで遂におしんの辛抱にも限界が来て奉公先を脱走。
まあ最初の奉公先の酷いこと。

それでも頑張り生き抜き、善い人間にも出会ったことでおしんも幼いながらに成長していく様は涙無くして見れない。
そしておしんを庇い可愛がってくれたばっちゃの死は号泣必至。

おしんの父ちゃんも悪役ながら時々優しさを見せるので憎みきれない。しかし食わせられないなら6人も子供産むなよ!

おしんに限らずこの時代に小作人の家に生まれた女児は多少の差はあれ苦労をしたと思います。
女はやはり強し。
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