伊坂幸太郎の同名ベストセラーを映画化。大学で遺伝子研究をする兄と絵の上手なイケメンの弟。最近起こってる連続放火と近くに残されているグラフィックアートと関係があると踏み、兄弟で調べ始める。そこから徐々に明るみになっていく最強家族の謎とは・・
兄弟で謎解きをしていく前半、そうしてそれぞれが闇の部分に向かっていく姿。そうしてすべてを見透かしている父親。最強家族には血のつながりも犯した罪も関係ない。しかし同時に血の宿命、血の遺伝もしっかり描かれている。だから俺たちは最強家族という言葉により小さいときから”家族”であると認識することを強いられてきた。
そうして大人になってその葛藤がある。しかしやはり小さいときから意識していた最強家族が大きく包み込む。父親の大きな愛が、兄とのつながってるものが良い方向にも悪い方向にも転んでいくのが面白い。
最強家族は、子供の時に笑顔でピエロを見てた最強家族は、人生を積み重ねるように、さらに最強になる。
