円柱野郎

ミラーズの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

ミラーズ(2008年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

身の回りに当たり前にある物が怪奇現象の媒介物であるというのは、恐怖を身近に感じさせる良い手だね。
でも「リング」のビデオや「着信アリ」の携帯電話などで出尽くした感のあるところに、さらに古典的な“鏡”という題材は…、さすがに新鮮味を感じない。
かといって上質な演出で魅せるホラーか?と聞かれれば、スプラッタな描写とコケ脅しの音で脅かすだけのショッカー映画でしかないと考える。

一応主人公の家族を軸にしたストーリー展開なので、観ていてあまりブレはないんだけど、設定や行動には無理を感じてしまうところが多いかな。
脅かし方もよくある手のモノが多くてあまり恐くなかった。
ラストなんてホラーじゃなくてモンスターアクションになってるしなあ…。

主人公を演じるキーファー・サザーランドは、意識しているのかは分からないけど、かなり「24」と被るキャラクター設定だね。キレる、怒鳴る、射撃するw
話を引っ張るには使いやすいキャラなんだろうけど、もうちょっと違うアプローチもないものだろうか。
円柱野郎

円柱野郎