マルクス兄弟 オペラは踊る／マルクス兄弟オペラの夜のKuutaのレビュー・感想・評価

体を張ったギャグと不条理ゼリフの洪水が味わえるマルクス兄弟の代表作。ただ、MGM移籍一作目の今作には、彼らのネタに男女の恋愛要素&ミュージカルが組み込まれている。ストーリーの完成度が上がったとの見方も出来るが、ギャグの密度は「吾輩はカモである」の圧勝。

上流階級の優雅な嗜み（船旅やオペラ）に少しひねりを加え、無意味なものへ変換する。過剰サービスで崩壊する船室。紐に捕まっては飛ぶを繰り返し、落下アクションが舞台をズタズタにしていく。68点。

• #AFIアメリカ映画ベスト100_2007