【感想】
「昭和残俠伝」シリーズ1作目。
高倉健主演による、昭和版スカッとジャパンとでも言うべき勧善懲悪シリーズ。
健さんと池部良の激熱タッグが最後に極上のカタルシスを感じさせてくれる。
数作観れば分かるけど、この手(勧善懲悪モノ)の作品における見事なお手本を示す端正な作りが施された1作目といった印象。
シリーズの中で最も普遍的だが間違いなく任侠魂は宿っており、作品として“ノーマル”という訳ではなく、それ以上の興奮とパッションがある。ロケットスタートにして、次の作品も観たいと思わせる手に汗握る強力な産声(シリーズ誕生の知らせ)。
