皆さんがどう感じるかはわからないけれど、僕にはとても良くできた、心から怖いと感じる映画だった。
劇場で観た当時、とにかくゾクゾクくる恐ろしさを感じたことをよく憶えている。
気温ではない寒気を感じる、
何か汗ではないものが背筋を通る、
そんな、とても厭な感覚。
"悪魔憑き"というのは、やはり精神世界と絡むものなのだろうか、
頭の奥の方が勝手に反応してくる。
この作品に触発されて、猟奇犯罪に走ってしまった人が実際にいたというのもなんとなくわかる気がする。
ここからは余談なのだけれども、映画の中では残酷なシーンはギリギリでカットされていたのだが、なぜかパンフには、まんまの写真があった。
あの懺悔室の神父さんの、とか。。
むしろ、映画作品としては全部を見せないほうが心がザワザワしてよかったと思っている。
階段。怖い。
枝切りハサミ。。怖い。
天井。。。怖い。