快感を感じるほど面白い。
人物、音楽、演出、ユーモア、構図、展開、全てが完璧。
終盤の盛り上がり方や、緊迫感も最高。
画も非常に美しい。
人や物の配置が、全て計算して撮られているのが良く分かる。
どこの画で止めても、美麗であろうと感じた。
また、三船 敏郎が、ただ歩いているだけでも絵になる、素晴らしい役者だと思った。
周りの人物と明らかにオーラが違う。
ここまで主人公感を出せる役者も、中々いないだろうと感じる。
主人公のキャラが一番立っていたのだが、他のキャラたちも凄く個性的。
時々対立が起きたり、ピンチに陥ったりするのが、非常にハラハラして良かった。
ただ斬り合うだけではなく、頭もフルに使って敵と戦う所もグッド。
全然悪いところが見当たらない、素晴らしい映画だと思った。