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トレインスポッティングのOUTPUTWOMANのネタバレレビュー・内容・結末

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

好き嫌いが分かれそうな、一癖ある作品だが、個人的にはかなりハマった。

音楽や役者から演出まで、全てが非常に高いレベルだと思う。
始まってすぐに、これは明らかに面白い映画だと確信できたほどである。

今作の最も強い魅力は、役者の演技であろうと思う。
心配になるくらいリアルで、実際にラリっているようにしか見えない。
キャラも非常に立っていて、細かい表情や仕草から、それぞれの個性が感じられる。

また、独特の映像表現も見事。
特に、天井を這う赤ちゃんが出てくるシーンが、怖い夢、幻覚を上手く表現できていて素晴らしい。

終盤の盛り上がり方も秀逸。
金の入った鞄と主人公が向き合うシーン辺りから、非常に緊迫感が高まってゆく。
そして、ラストで激しいBGMと共に主人公がある行動を起こし、盛り上がりがピークを迎えたところで映画が閉じるという、この終わり方もさっぱりしていて好きだ。
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