OUTPUTWOMANさんの映画レビュー・感想・評価

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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

好き嫌いが分かれそうな、一癖ある作品だが、個人的にはかなりハマった。

音楽や役者から演出まで、全てが非常に高いレベルだと思う。
始まってすぐに、これは明らかに面白い映画だと確信できたほどである。
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真珠湾攻撃(1943年製作の映画)

1.0

アメリカ視点からの真珠湾攻撃が分かる。
多角的な視点を持って戦争を知るためには、それなりに有用であろう。

正直、日本人が観ると癪に触るような内容もあったが、そういう部分も含めて、貴重な資料だとは思う
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名もなき人々の戦争(2021年製作の映画)

4.3

日本国民全員が観るべき作品だと思った。
当時の資料映像や、当時を生きた方達のインタビューがたっぷりと収録されていて、非常に勉強になる。

インタビューからは、当時の人たちが本気で死を覚悟していたことが
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.9

不思議な世界観に魅せられた。
現実と空想の境目が曖昧なのが良い。
夢の世界を映像化するのが、非常に上手いと思った。起きながら夢を見れる。

色とりどりな美しいネオンや装飾も見事で、美麗な画が堪能できた
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.3

かなり豪華かつ豪快で面白い。

一気に成り上がってから、爆発するように終わる。この勢いが良い。

主人公の強い魅力が柱としてあるので、ずっと飽きないで観ていられた。

非常に退廃的で破滅的な主人公だが
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

4.5

一人のギャングの生涯を描いた、骨太な作品。

上映時間が長いだけあって、人間を非常に深く描写できている。
特に、人の二面性を描くのが上手いと思った。

少年期から追っているので、人物に対して凄く愛着も
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モービウス(2022年製作の映画)

1.9

アクションの迫力が非常にある。
CGがフル活用されていて、エフェクトの美しい色合いや、激しい構図が良かった。

少しホラー的な要素もあり、MARVEL映画にしては結構怖めにできていた。

人間もそれな
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

スパイダーマンファンのツボを、見事に押さえた傑作。
美しくて、豪華で、感動的で、楽しくて、面白くて、ワクワクできる、本当に素晴らしい作品だと思った。

まず、登場人物が信じられないほど豪華であり、その
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.3

非常にオシャレで、美しい映画。
どのショットを取っても、絵画の如く美麗である。

また、ゴダールの芸術観や哲学も内包されていた。
ポオの引用や、プラトンを例に出した話が印象的。

ラストは、いかにもフ
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(1990年製作の映画)

3.2

鮮やかな色が輝く、美しい画に魅せられた。

「鴉」という、ゴッホの話が凄く印象に残った。
絵画の世界を実写で再現するという、画期的な表現が見事。

また、監督が持つ哲学も、深く描写されている。
生や自
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.2

終盤のシーンでは、本物の矢を飛ばされているので、本物の表情が出ている。
実際に死ぬ可能性もあったので、むちゃくちゃ怖かっただろうと思う。

本当に、画から物凄い熱量が伝わってくる。
役者の演技や、奔馬
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椿三十郎(1962年製作の映画)

5.0

快感を感じるほど面白い。

人物、音楽、演出、ユーモア、構図、展開、全てが完璧。
終盤の盛り上がり方や、緊迫感も最高。

画も非常に美しい。
人や物の配置が、全て計算して撮られているのが良く分かる。
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.1

監督の哲学が丁寧に織り込まれた作品。
特に、愛や死に関する思想が多いと感じた。
リルケやモーツァルトなど、様々な芸術家の名前が出てきたり、言葉の引用も多々あった。

そして、人間の内面を掘り下げた描写
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.1

濃いキャラと、ダイナミックな映像表現が大きな見どころだと感じた作品。

ヴェノムが、見た目はいかついのに、意外と相棒思い、鶏思いという可愛いギャップが良い。
ただただ良い奴。

他のキャラも皆、非常に
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.1

カルトの恐ろしさや奇怪さを、鋭く描いた作品。

動物の仮面を被った人々が遠くからじっと主人公を見ていたり、何故か主人公が一人で島に閉じ込められたりと、不気味で怖い。

みんなで音楽を楽しく奏でるなど、
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.5

カルトをテーマにした、トラウマ級の映画。

一般人がジワジワと闇に引きずられてゆく過程が、とてもリアルに描写されている。

草花や青空が編み出す、明るくて美しい画の中だからこそ、残酷な場面がより際立っ
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THX-1138(1971年製作の映画)

4.5

ジョージ・ルーカス監督のデビュー作。

コッポラ監督と共に制作したという事もあり、非常に芸術点が高い。
そして、もちろん娯楽としてのレベルも高く、非常に楽しめる。

余計なものを削ぎ落としたデザイン、
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

4.8

終始ワクワクが止まらなかった!
賛否両論ある作品であろうとは感じるが、個人的には凄く響いた。

今作は、「観た」というより、「体験した」という方が相応しい様に感じる。

非常に優れた、オリジナリティ溢
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続・少林寺三十六房(1980年製作の映画)

3.6

前作と同じキャストが、別の新しいキャラを演じるという、珍しいタイプの続編。

なので再び、新主人公が一から鍛錬を積む。

またゼロから同じ事をするのかと言われればそうなのであるが、退屈さは全く感じなか
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金閣寺(1976年製作の映画)

3.6

原作の細かい所が多少省かれていたとはいえ、かなり忠実に、凝縮された形で映画化されていたと思う。

特に人物が、文学界から映画界へ直接引っ張り出してきたと思える程、イメージ通り。
女性が皆美しくもある。
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.6

美麗で、官能的で、奇異で、夢の中にいる様な映画。

謎の男と呼ばれる人物が、非常に奇妙な良い味を出していた。

理解できない、そもそも理解させようとしていないと思しき箇所も多々ある。
ただ、そういった
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少林寺三十六房(1977年製作の映画)

3.9

非常に洗練された、良く纏まっているカンフー映画。

一般人が達人になるまでの努力が、詳細に描写されている。
観ている人も思わず力が入ってしまう様な、キツイ修行をこなしていくのが見どころ。
そして、その
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私は告白する(1953年製作の映画)

4.0

やはりヒッチコックは、「間違えられた男」を描くのが上手い。

無駄を削ぎ落とした、テンポの良い展開がグッド。
映画が開始してから、あっという間に事件が起こる為、一気に引き込まれる。
最初の掴みが上手い
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サボタージュ(1936年製作の映画)

4.0

物凄い緊迫感と、上品な画を味わえる傑作。

急がないといけない時に、色々な事に巻き込まれていくシーンが凄くハラハラする。

会話劇も見事で、細かい受け答えや表情から、人の心理状態や優劣が鮮明に見て取れ
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.1

映画の原点とも言える、映画好きならば絶対に観ておきたい古典。

クレーンを用いた大胆な撮影や、リアルな特殊メイク等、技術力が高すぎる。

メッセージ性もあり、観た後に残るものがある。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.8

凄く面白かった。
「JOKER」が好きな方にオススメの映画。

本質的には、反社会的で、ダークな物語なのだが、表面的には、明るくて楽しい作品といった感じ。
つまり、二面性があり、かなり深い。
想像の余
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.2

物凄い天才でも、紆余曲折を経ている事が学べた。
普段の制作風景を眺めながら、彼の人生を追体験することが出来る映画。

絵画から、「動く絵画」へと目覚めていく過程が面白い。
若い頃から絵を沢山描いてきて
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.2

物凄いカーアクションが堪能できた。
CGなのではないのかと疑ってしまう程、非常に過激。

主要人物が本物のスタントマンなので、危険なシーンも、全て本人がやっているというのが驚き。

長めの日常会話も、
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

5.0

素晴らしすぎる。

この世に存在してきた全ての映画の中でも、かなり上位にくるであろう作品に思う。

デイヴィッド・リンチ監督が、どれだけ研ぎ澄まされた、本物の感性を持っているのかが良く分かる一作。
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

22年前の作品とは思えない程、ハイクオリティ。
CGもかなり使用していると思うのだが、しっかりと場面に馴染んでいる。
むしろ、何処にCGが使われているのかを判別する方が難しい位。
現在の映画と言われて
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.5

まるで夢の中にいるかの様な心地がする、幻想的で、不思議な世界観を持つ作品。

随所に盛り込まれた、異常な事象や人格が、良いスパイスとして効いていて、凄く引き込まれる。
主人公が、ジリジリと危険な領域に
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ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

戦闘シーンの熱気が素晴らしい。
首や足が飛んだりする所が、とても忠実に描写されており、リアリティがある。
ジャンヌらの叫びも、戦場で命を懸ける人間による本物の叫びとしか思えない程、凄くリアルであった。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

キャラの衣装や、エヴァも小道具も全て、非常にデザインが良い。
画面に映っている全てによって、美しくてオリジナリティに溢れる世界観を構築している。

使徒は、デザインだけでなく、奇声の様な不快な音を出し
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

3.7

映画としてのスコアは3.7を付けたが、アクションのスコアは満点だと思う。

事故と紙一重の、過激なアクションが見れる良作。

ジャッキーが命を懸けて撮ったと言って相違ない。
常人が真似をしたら、命が何
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.0

3部作のシメとして、非常に良くまとまっていた。

主人公にも、敵にも、それぞれに背負っているものがあり、深みがある。

ヴェノムやブラック・スパイダーマンのデザインも、とても格好良い。

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1と比較して、VFXもより進化しており、アクションシーンの迫力も増している。

ヒーローを続けることのリスクや葛藤を、非常にリアルに描けている為、説得力が抜群にある。

個人的に、「ドクターストレンジ
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