みちろう

オー・ブラザー!のみちろうのレビュー・感想・評価

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)
4.2
脱走した3人の囚人が隠されたお宝を探しに旅に出るも道中で様々な出来事に遭遇していくロードムービー

憎めないアホの主人公3人組が歩き始めると必ず何かに巻き込まれて、宝探しのはずなのに銀行強盗を手伝ったり巨漢や美女に騙されたりkkkの儀式にお邪魔したり歌手デビューしちゃったりと面白い展開が次々起こる。しかもそれぞれが後になって繋がってくるから最後まで爽快感ある内容だった。

劇中では登場人物が歌ってる場面が多いのも特徴的。森で遭遇したキリスト信者たちの合唱、選挙活動の宣伝での演奏、仲間が取り囲む焚き火の前で弾き語り、などどれも聴き心地良いし映画を象徴してる重要な要素。謎に歌が上手いずぶ濡れブラザーズのパフォーマンスは特に鳥肌もの。

大きな出来事の間の繋ぎが少し退屈だったり所々台詞があまり理解できなかったものの終盤怒涛のたたみかけを目にすると全て忘れて良い映画だったなと思わせられる。
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