オールナイトで『ハロウィン』『ザ・フォッグ』などと一緒に観てこれがトリだったりすると、しみじみした。エンディングの音楽が深夜の映画館に響いて、しびれた。
ジョン=カーペンターは『要塞警察』といい、これといい、脱出ものが絶妙にうまい。キャラクターといい、デストピアな作品の背景といい、後々に与えた影響は大きい。
でも、いいようのない「高級でない」感がまた良い。巨匠と呼ばれるようになっても同じ!
この作風にはまってしまった。これより後に文芸座のPFF(ぴあ、フィルムフェスティバル)で観た学生時代の自主作品『ダークスター』と変わっていないところも良い。