ひらさま

熱砂の戦車軍団のひらさまのレビュー・感想・評価

熱砂の戦車軍団(1969年製作の映画)
2.8
観たかったけど観れなかった作品の一本、だからレンタルで見つけた時には小踊りしたくらい
しかし!仰々しいタイトルとは裏腹に地味な展開
砂漠のど真ん中で遭遇したイギリス軍とドイツ軍の兵士が砂漠を抜ける為に協力し合う珍しいお話
なんだけど、途中が回想シーンばかりで、しかもエッチな思い出ばっかだから緊張感を削がれる
そしてエッチな思い出を胸に内輪揉めなどで次々と死んでいくから気の毒
とにかく砂漠の場面が本作の大半を占めるが、さすがに終盤近くになると「えっ?ところで戦車軍団はどーなったの?」と心配になってくる
また騙された?
すると唐突に戦場軍団が登場、予算の都合か登場シーンは短いが、一応邦題に偽りはなく一安心
ちゃんと戦車戦もやってくれる
全体的には満足出来ないシロモノながら、とにかく観れた事に取り敢えずは感激
画質はメチャ悪いけどね
監督はミーノ・ロイ
主役は別のマカロニコンバットじゃ確かロンメル役をやっていたロベール・オッセンや同じマカロニでもウェスタンでは顔馴染みのジョージ・ヒルトンなど
音楽はモリコーネの一番弟子?ブルーノ・ニコライ、多少モリコーネ感あり
あとレンタル版は全員イタリア語で話すのも違和感あり、珍しいけどね