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上海から来た女のstのレビュー・感想・評価

上海から来た女(1947年製作の映画)
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すげーーおもろい。オーソンウェルズの常に斜め上を見ている視線、エヴェレット・スローンの外斜視により正対しない視線、リタ・ヘイワースの正体を見せた瞬間に見せる冷徹な視線と、メイン登場人物が魅せる視線劇が興味深い。アクアリウムでの左右で陰のシルエット使ったカットバックとか、遊園地を影とともに彷徨い歩くのとか、陰の使い方うますぎ。。鏡の中の銃撃戦なんかもそのへんの現代映画よりよっぽどセンスと迫力あるしヤバい。90分もないけどニューヨークからパナマ運河通ってサンフランシスコ行くとかいう謎にリッチな旅要素もあるからか満足感がすごい。特にメキシコの川下りのBロールがヘビにワニに無数の鳥と、異様に撮れ高あっておもろいけど、それでいてちゃんと本線も面白くできてるからすごい。脱帽です。
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