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残菊物語のstのレビュー・感想・評価

残菊物語(1939年製作の映画)
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回り込むカメラワークと後ろで準備している役者との動線設計による作劇が巧妙。「2人での共同作業→別々の部屋へ→同じ空間に戻る」のをフィクスワンカットで表現しているスイカ切るくだり好き。その一方でラストの上方講演は複数カメラで抜いてたりするけどあれはマルチカメラでの一発撮りだったのかな。人物の1ショットがほとんどなく部屋や場所ごとシーンを写し切る広い画ばかりで構成されている。最初の方の土手の夜道を二人で歩くところを斜め下からナメるカットが印象に残った。
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