オーソン・ウェルズは声がいい
物語はやはり主人公の回想ではじまる。
セントラルパークで出会ったエルザに一目惚れするマイケル・オハラ 暴漢に襲われる所を救うがなぜか銃を持っているのにそのカバンをう…
前半のクライムサスペンスは平坦に感じたが、チャイナタウンに逃げこむところから面白くなる。そしてラストの鏡の間のシーケンス、凄すぎる。まさに銃で撃てれたような衝撃。色んな映画の鏡演出の参照元これか。ジ…
>>続きを読む「上海から来た女」(1948) / オーソン・ウェルズの男が語りながら一人で歩き回る終盤のシーンは、ドイツ表現主義についての講義の際に取り上げられていた「メトロポリス」(1927) / フリッツ・ラ…
>>続きを読む物語に多少のわかりずらさが目立った。それも、配給側の都合と知ったとき、「売れること」と「良い映画を世に送り出すこと」の境界に頭を悩ませた。
映画が視覚芸術であると再認識させられた。いかに、アピールポ…
ついにV.O.が登場した。サイレント時代から字幕による説明はあったものの、V.O.が可能にしたのは「個人によるナラティブ」だと思う。つまりV.O.の声の主の主観(当然、監督の作為)で物語を展開、誘導…
>>続きを読む久しぶりの映画会で観た。
こういうのがフィルムノワールとかファムファタールとか言うのだろう。
ストレスのかけ方というか、緊張と緩和が上手い。
異常なまでのキャストのアップショットや、不自然な人物配…
10年以上ぶりに所有していたDVDにて鑑賞。
始めから感じていた違和感の答えは後日談として語られるナレーションで、構造自体が後に彼が書いた小説のようになっているのは、彼の意図したものではないの…