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ダークシティのめぇこat新アカウント稼働中のレビュー・感想・評価

ダークシティ(1998年製作の映画)
4.0
バスタブの中で目覚めた主人公には、眠る前の一切の記憶がなかったーーまんまバイオハザード設定なオープニングに、マトリックスを彷彿とさせる世界観。
街の景色が変容する演出はインセプションを想起させます。
そして、ラストの天地創造にも等しい、スペクタクルな世界の転換。

うーん、すごい!
これが20年近く前の作品ですか〜ビックリ!
でも、マトリックスだって99年公開だもんね。
そう考えると、マトリックスの映像って本当にすごかったんだなー!


えーと、マトリックスじゃなく本作の感想いきます←


冒頭で述べた通り、とにかく色々なSF・アクション映画の要素が散見される内容です。

じゃあ、今となっては使い古された感のあるマンネリ映画なのか、って言うと決してそんなことはないんですね。

近未来ディストピアの要素がふんだんに盛り込まれていながら、セピア色のレトロな街並みがノスタルジックに描かれていて、そのコントラストがすごく新鮮に感じました。

異能力者達の使う特殊能力や、街の転回は、VFX使いまくりで今見ても全然古くない!
それどころか、ちょっと見せ方のぎこちない感じが世界観とマッチしてる!気がする!←

なのに、何故か!
作品の謎の根幹を成す「記憶の再構築方法」が、まさかの手作業っていう面白設定!!(笑)
そして、ラスボスとのバトルが、まさかの「睨みあい」だったのも面白かった(笑)。

この辺のアナログな手法描写もそうなんですが、ああでもないこうでもないと無表情で試行錯誤する異能力者達は、何だか好奇心旺盛な子供が自由研究でサンプリングしてるみたいだなーと感じました。結局はそれに近い動機だったよな??
なんだか欲しいものが手に入らない子供の癇癪を見てるようで、ちょっぴり可哀想な気もしたのでした(謎)。



バスタブの中で目覚めた主人公には記憶が一切なく、部屋の中には娼婦の死体。
俺は誰なのか?
彼女は何故死んでいるのか?
俺を追う奇妙な能力を使う奴らは何者なのか?
謎が謎を呼ぶ展開の末に、彼が辿り着いた驚愕の結末!