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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのliamのレビュー・感想・評価

3.8

監督は「ライアーライアー」のトム・シャドヤック。主演は「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のロビン・ウィリアムズ。他に「マーサ・ミーツ・ボーイズ」のモニカ・ポッター、「ハピネス」のフィリップ・シーモア・ホフマン、「真夜中のサバナ」のボブ・ガントンなどが出演。

自殺未遂の果て、自らの意志で精神科に入院したアダムス。彼はそこで目覚め、医学の道を志す。2年後、ヴァージニア大学の医学部に入学したアダムスは、規則に背いては患者をユーモアで楽しませていた。冷ややかな視線を向ける学部長や同僚を後目に、やがて彼は恋人カリンとともに、夢に見ていた無料治療院を開設する。

実在した医師を基にしている映画。笑いで患者を癒やす事を行った人物。まず驚いたのはこのような人物が本当に実在したという事。
一歩間違えたら猛烈に批判されると思うので、このやり方を貫けたアダムスは本当に勇気がある。

笑いで患者を治療し、無料にする事で多くの人たちを助ける。そんな夢を持つ人はいるかもしれないが、実現するのは難しい。彼が非常に強い信念を持っていだことが分かるし、周りの人にも恵まれていたのだな。

最初は人生に絶望していたにも関わらず、その先で出会った精神科での患者たちとの経験から医者を目指すようになる。特にアーサー・メンデルソンとの出会いは大切で彼のセリフはもの凄い響いた。

ストーリーとしてはかなり王道で、挫折から復活していくというもの。途中の挫折はかなり衝撃的だがそれに立ち向かっていく姿は勇気をもらえる。

かなりとんとん拍子にストーリーが進むので、そこはご都合主義なところはあるけれど、そういうのはこういう映画では仕方ない。

ロビン・ウィリアムズはやはりこういう役が似合う。あのクシャッとした笑顔は相手を癒してくれる力がある気がする。

笑顔と勇気をくれる映画。
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