PANDADA

そろばんずくのPANDADAのレビュー・感想・評価

そろばんずく(1986年製作の映画)
1.0
広告代理店「ト社」に勤める春日野と時津風は、常日頃からライバルの「ラ社」と凌ぎを削っていたがそんな中、クラブで知り合った女性が新入社してきて、、、的なお話。

冒頭から、なんかいろんな手法をいっぱい使いながら、遊んで撮ってるような印象が拭えないんですよね。
それで面白くなってる所は良いのですが、そうでないところが非常に薄ら寒い。

脚本も筋が所々飛び飛びで、細部がよくわからないまま、大筋だけはなんとか追えるくらいの作り込みの甘さ。
コメディ映画にもアイドル映画にもなりきれていない、中途半端な作品に成り下がってます。

主役はとんねるずの2人ですが、何を思ったのか、監督は2人にアドリブを一切禁じたとのことで、とんねるずじゃなくても構わないくらいにキャラが薄まっちゃいました。これは一番の悪手でしょう。

反対にのびのびと楽しそうだったのが、小林繁と渡辺徹。
そして、若い頃の安田成美の魅力が爆発してます。

その3人とその他の豪華なキャストになんとか支えられてるおかげでかろうじて観れるレベルかなぁ。

でも、まあ、間違ってもお勧めできないレベルの作品です。
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