じっくりと対象を捉えるカメラ。
物語はミニマムに切り詰められ、
余白が浮き上がる。
多分、とってもシンプル仕上げ。
澄み切った空気を
存分に味わうことができる
視覚が喜ぶ素敵作品。
ついでにソバージュにしたくなる。
ガレル監督がニコとの思い出を
美しーく描きあげた
愛と絶望の…私的物語。
鑑賞後に男と女の在り方ついて
思う存分に語れること必至。
アムールの国フランスだからこそ
生まれてきたような熱量。
フランス人ならこの内容で
5時間くらい討論できそう、
世の中もっと考えること色々あるやん
って思っているうちは、
まだまだガレル作品を掴めてないし、
この先も掴めそうにないし、
フランス人との討論も縁遠そうな私。
ニコとパートナーだった時期の
前衛作品を観てみたいな。