とうるうまん

ライフ・イズ・ビューティフルのとうるうまんのレビュー・感想・評価

2.0
二次大戦のユダヤ人の親子の運命をコメディタッチで描いた作品。
まだ見ていないが『ジョジョラビッツ』が近いのだろうか。

見せ方は斬新だし、辛い状況の中なんとか笑顔で生きていこうとする家族とラストは心に来るものがある。

この点数は私個人の感情から来るものであり不当に低いことを承知の上で、どうしても気になってしまったことがあるのでその意思表示だ。

あまりにふざけすぎである。
映画ではなく主人公がである。
収容所にいれられ、他の収容者にドイツ人の通訳として所内のルールを説明する場面があるが、息子を不安にさせないため嘘の通訳をする。
確か通訳すら出来なかったはずだが、これから過酷な状況下で生き抜くためにドイツ人に目をかけられないようルールはさすがにきっちり伝えるべきなのでは?お前の嘘のせいで何人が犠牲になるんだと考えると主人公にはイライラさせられてしまった。冗談言っとる場合かと。

それ以外は楽しく見れるのではないか。
ユダヤ×コメディという類を見ない作品であること以上に見る価値を感じなかった。