老朽化で閉鎖が決まっているワイト島の小児病院に臨時の看護師として赴任したヒロインが、夜間に起こる怪現象や、小児患者が謎の複雑骨折をしてしまう原因を突き止めようとする物語です。
開かずの間に隠された病院の秘密や、老朽化した建造物ならではの不気味な佇まい、ホラー映画としてのムード作りは上手いですし、物語にも意外な展開があって最後まで楽しめます。
唯一気になったのはヒロインがヒステリックすぎることで、感情的になると物に当たるのです。
心の傷があって薬を服用している設定とはいえ、ちょっと印象が悪すぎます。
彼女が床にぶちまけた文房具は誰が片付けるのでしょうか、同僚が気の毒です。
途中で新事実が明らかになったからといって、ついさっきまで喚き散らしていた主張と正反対のことをヒロインが突然要求しだすのは、傍から見れば支離滅裂な異常者にしか見えないです。
意見を変えるなら自分の認識が誤っていたことをまず周囲に謝罪したほうが印象は良くなりますよね。
