ハゲゾンビ

サバイバル・オブ・ザ・デッドのハゲゾンビのレビュー・感想・評価

3.0
2009年アメリカ映画。

いよいよロメオゾンビ映画、最後の作品になりました。この時おそらくロメオは80歳ぐらい、ゾンビに対する情熱には敬意を表します🙇

今回はP.O.Vではなくゾンビ映画としては軽い仕上がりになってます。何でもロメオはゾンビシリーズの版権を持ってないみたいで、その事がチープな感じと関係してるかも🤔

前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」にちょこっと出てきた略奪者のリーダーのサージが一応主人公。ですが前作との繋がりはあまりないですね。

今回のテーマは「ゾンビ社会で彼らとの共存は可能か?」といったところでしょうか🤔
ロメオ自身はゾンビとの共存を否定していて、自分が否定してるテーマで映画を作るとはこれまたロメオらしい😁

【ざっとストーリー】
略奪者ザージ一味は安全な場所を求めて
大西洋に浮かぶ孤島プラム島に渡る。そこは昔から何かと対立していた一族同士が「ゾンビを殺す派」と「ゾンビを生かす派」に分かれて激しく対立していた。
ザージたちもこの対立に巻き込まれていく。といった感じです。

ゾンビを生かす派は共存のために人間以外を食べるように調教したりするんですがどうもだだの死人しか見えなくてつい殺す派に感情移入しちゃいましたね😁

結局今回も一族同士の争いが激化して島民がお互いを殺し合い、自滅していきます。《この辺の戦いはロメオが「大いなる西部」をイメージしたので西部劇みたいでした》失敗したかに見えたゾンビの調教が最後上手く行き始める。

ゾンビは知恵をつけ変わっていくのに、人間は相変わらず何も進歩しない。この対比に人間の悲しい性を感じますね。

ラストも皮肉たっぷりで中々良かった✨
ロメオのゾンビ映画にはホラー特有のエロシーンとかはほとんどなく、一環してゾンビとの対比で実は人間そのものを描いて、今作にもそれは強く感じましたね☝️

評判も前作よりも悪く、パワーダウンも否めませんが最後の作品と言うことで★3つです✌️
ハゲゾンビ

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