年俸1億円を掲げた企業の最終面接に残った男女8人。
試験監督が試験のルールを説明する。
1.試験監督や警備員と会話をしてはならない。
2.試験用紙はいかなる理由があっても破損してはならない。
3.試験会場から退出してはならない。
質問は1つだけで、制限時間80分内で答えること。
そして男女8人は回答をするべく試験に取り掛かるが、試験用紙は白紙だった。
という設定に惹かれて観ました。
あらすじを読んだ時は、頭のキレる者同士で頭脳戦を繰り広げるのかなぁ、なんて思っていたのですがちょっと違いました。笑
最初こそああしてみようこうしてみようと、皆で色々模索して試して行くのですが、その過程で裏切る者が出てきてからは、暴挙と罵り合いで終わってしまったような……
そこに関しては観ているこっちも、ただの傍観者になってしまいました。お話の最大の疑問を解く楽しみがもっとあれば良かったのですが。
そして疑問が解けても、「あ、それだけ?」という何とも腑抜けた感情を抱いてしまった。笑
登場人物が今まであれこれやってきたことがな~んにも反映されてないものが答え。
また一時も場面が変わるシーンがないので、さすがに場面に飽きてしまった。笑
過去の回想シーンだったり、何らかの色合いの違う場面が出て来ることはなく、ずっと部屋の中。おかげで登場人物たちと一緒に少しだけ苛々することができたし、胸糞悪くなったからそこは感情移入するという点では良かった。笑
人の話をよく聞こう。
話された言葉の意味を正しく理解しよう。
そう思えた映画。