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プラダを着た悪魔のgのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

アンドレア(アン・ハサウェイ)はジャーナリストを目指し、田舎からNYに上京し、女性の憧れである「ランウェイ」の編集長ミランダ(メリルストリープ)のアシスタントをすることになる、というお話です。

ダサくて、ファッションにも興味がない、そしてランウェイのこともミランダのことも知らい。そのせいで散々な言われよう。しかし、それでもいい!と思っていたアンドレア。

どんなに頑張っても認めてもらえなくて、悔しい時に、
「君は努力していない。愚痴を並べているだけだ」と言われて一念発起。そこからのファッションの変化が観ていてとても楽しい。

アンドレアと一緒に、頑張ってミランダに認めてもらいたい!!とついつい感情移入してしまった。笑

そして、頑張って頑張って仕事をする度に、何かを失って行ってしまう。例えば恋人。そのやるせなさは観ていて辛いし、何でわかってくれないんだろう、と歯痒くなった。

その辺まで観てて思ったのは「あ、ミランダとアンドレアって、仕事を優先させてしまうことで、大切なものを失っていく所がそっくりだなあ」
そしたら、車の中のシーンでミランダが「あなた私に似てる」。びっくりしました。笑
しかしアンドレアの答えは「似てないわ」。そして、アンドレアはミランダの前から姿を消します。

自分は仕事のせいで大切な物を失ったりはしない、という意味だと解釈しました。
でもだからこそ、ミランダは本当にかっこいい女性だと感じた。ミランダも妻であり母であり、弱い所があるんです!!それでも背筋伸ばして人を使って、自分にしか出来ない仕事をする。それは働く女性としてかっこいい!!

アンドレアの元彼?付き合っていた人は凄く嫌だなぁと感じてしまった。本来女性は働かないという固定概念は払拭し切れていないし、まだまだ進出し辛い社会。そんな中頑張って働き、どんどん輝いていくアンドレアに、どこか嫉妬しているような気がして……

個人的な意見としては、アンドレアはミランダのように逞しくバリバリ働く女性になって欲しかったかなぁ……

最後、別の会社の面接に行った時に、ミランダから「あの子は散々期待を裏切ってくれたわ。
あなたがあの子を雇わないのなら、馬鹿よ(おぼろげでございます笑)」と言ったシーンは、思わず泣きそうになった。
今まで頑張ってきたことが、認められていた…!と。

でも、アンドレア以上に頑張っていたのって、エミリーじゃない…?

きっとエミリーも努力が報われるんでしょう…!!
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