KenichiAkagawa

ホリデイのKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

ホリデイ(2006年製作の映画)
3.2
同じタイミングで失恋したロスとイギリスの片田舎に住む二人の女性。心機一転、2週間の自宅交換をするのだが・・・

以前、後輩に薦められててBDを入手しながらも、恋愛ものとのことでなかなか見れずにおりました。現状、どげんかせんといかん!って思って、ようやく鑑賞!

この作品、単なる恋愛ものではなく、失恋の痛手から環境の変化で成長(変化?)していく物語なんですね。ま、そう気づくのは最後のほうですけど。

2週間という期限付きが、単なる恋愛ものでなく、その先を見据えての葛藤と戦う物語でもあったりしますね。キャメロンサイドはこれが肝! ケイトサイドは、ある映画関係者の老人との出会いが彼女を変えていくことになるのですが・・・ 老人がおすすめ映画を通じて送ってたメッセージが実った瞬間はこちらも「YES!」ってなりました(笑)

キャスティングも演出も絶妙で、ジュード・ロウはとにかくカッコいいのですが、映画のオープニングで主要キャストの日常を見せているなか、彼だけは突然出てくる展開!この謎めいた演出が後々きいてくるのもニヤリとしました。

ただ、遠距離恋愛で苦い経験のある自分としては、キャメロンとジュードがどういう結論に向かっているのか、その点が気になって気になって、期待しながら観ていたのですが、結局最後の最後まで結論は出ずじまい・・・ そこが、自分としては不完全燃焼なイメージです。とはいえ、一般の皆さんが見ればハッピーエンドなんでしょうけどね・・・

ちなみに、後輩からは「男女が偶然 同じ手袋を選んだことから 恋に発展するお話・・・」って伺ってたので、手袋でてこないかずっと気にしてましたが、どうやら違ったようです(笑)

それにしても、どっかに素敵な出会い ころがってませんかね(笑)
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