KenichiAkagawa

インターステラーのKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
3.9
食糧不足で人類の存続の危ぶまれる地球から、ワームホールを使って移住できる星を探しに行くお話し。

宇宙大好き、物理大好き、SF大好きな自分にとって、この作品は非常に興味深く楽しめる作品なのですが、ひとたび冷静になって考えると、そうではない一般の方にはどうなんだろう・・・と不安になる作品です(笑)

テーマはずばり「愛の力」です。家族だったり恋人だったり・・・
その辺は伝わってくるのですが、どうも細かい設定や旅の目的は伝わり辛い・・・
難解な物理用語にそうですが、大事な背景部分をさらりと流してる感がぬぐえない。(もしくは伝わり辛い。)

NASAでずっと解明に取り組んでるあの数式・・・ 一体なんに役立つのか最初の観賞では分かりませんでした。それが解けて、人類が救われた・・・的な展開であっても、果たしてどこに利用されるの?どれだけ重要なの?って思っちゃった。

後でどなたかの解説を読んで、はじめてコロニーを地球から打ち上げるためだったり、コロニーで生活させるために重力をコントロールする術を研究していたことを知り、なるほどガテンはいきましたが、説明なかったら きっと未だに謎だったかも。

とは言え、重力で時間の進み方に違いが出たり、ブラックホールに入っちゃったり、更には時間も超越した5次元空間が現れたりする点は おおお!ってなっちゃいます。

ま、あんまり難しく考えず、ある程度目をつむってみれば、それなりに楽しめると思います。

最後に、ずっと気になってたタイトルの意味、「インターステラー」は「星間移動」って意味らしい・・・そのまんまでした(汗)
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