KenichiAkagawa

祈りの幕が下りる時のKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
3.9
ある日発生した絞殺事件が、死んだ主人公の母の人生にリンクしてくるお話。

新参者シリーズの完結編。テレビドラマの時から、他のドラマとは一線を画す刑事ものとして一目おいておりました。

今回は、完結編となっており、主人公との父との確執の背景や、主人公が日本橋にこだわる秘密が明らかになります。

そして、本作の肝はなんといっても「小日向さんの父親役のカッコよさ!!」でしょう。一見すると借金して逃げ回る情けない役になりがちなところ、確固たる信念を持った男!に見せてくれます。

また、主人公の母親と事件の真相がリンクしてくるまさかの展開も見ていて驚かされる。

この作品、おそらく涙なくしては見れないでしょう・・・

ドラマや前作を知らなくても、親切な導入部分などもあって、問題なく楽しめるつくりとなってます。ただし、テーマはけっこう重いので、気軽にチャレンジとはいかないと思いますが、なかなかにいい作品だと思います。

エンドロールはドラマの面々が出てくるので、ちょっとほっこりしますよ。

またエンディング曲、JUJUさんの「東京」・・・感動のプロモーションも 本作からインスパイアされてる感じありますね。

CMのイメージとは違った作品になってますので、興味を持った方は、是非チャレンジしてみてください。
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