タキ

推定無罪のタキのネタバレレビュー・内容・結末

推定無罪(1990年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

再視聴。面白かったような記憶があったけど登場人物がやたら多いし地方検事選とか検察のシステムが日本と違っていて分かりにくくて頭が疲れた。特にラストの妻の告白は言ってることとやってることが噛み合ってなくてよくわからない。彼女はこんなことになると思わなかったと言ってたけどレイプ犯に見せかけるため手に入りやすい夫の精液を使うのはわかるとして、夫の指紋付きのコップを女の部屋に置いてくる意味ってなんだろうか。夫に妻の犯行だとわかるように手がかりを残すということにしてはその前に夫が殺人犯で捕まってしまう危険があるし、血と髪の毛のついた凶器も手がかりとして家の道具箱に残したと考えても、家宅捜索で見つからなかったのが奇跡としか言いようがない。そもそも夫がこの事件の担当になるかどうかわからないし、妻が夫を殺人犯にしたてあげるために画策したと考える方が合点がいく。浮気相手へのプレゼントを用意させられたという恨みは理性を超えて腹立たしかったということだろうか。ひとつの事件で2人の人間を裁くことはできないとはどういう意味なのか。真犯人は捕まってないわけだから裁くことは可能ではないのか。地味に気になっているのは変態の縛り方を夫に聞いた???そんな夫婦の会話あります???
私の理解不足なのか字幕の限界なのか、どっちにしてもじっとりと湿った陰気な妻の顔が思い出されて後味だけは悪いのだった。
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