ずっと忘れていた映画。邦画。
『東京夜曲』。
友人のTwitterを観ていたら『市川準』の名前が飛び込んだ。それで思い出した。
私、20代前半は、市川準監督にかなりやられていました。
レンタルビデオ屋でアルバイトをしていたあの頃、カジュアルに女の尻を追うことばかりに己の情熱の7割方を注ぎ込んでいたあの頃に今作を観た。
ー衝撃。
画面の中の、いじらしいほどのやりどころのない、静かな大人の思いにひどくショックを受けた。
そして、思った。
私もいつか、今よりもっと大人になればこんな気持ちがより解るようになるのかな、と。
ちょっと前に出会った女とどーやったら男女の関係になれるか、その事に己の持つ情熱の8割方を注いでいたあの頃の私は、そう。
気づけば、もう20年ほど経ちました。
あれから、今作を一度として見直してない。
撮影当時、主演の長塚京三さんの年齢がいくつだったかは私は知らないけど、
今、見直してみようかな。
みたらもっと深く感じられるかな。
相変わらず、自身の熱の9割方は女性の尻を追いかけることに傾けてますが。
うん、観てみよう。