「ディアハンター」で成功を収めたマイケル・チミノの次作
配給ユナイトを潰し、映画災害と呼ばれるまでの損失を出した
さて、中身についても、果たして作者は何を描きたかったのか…?
カット版から長尺版も見ました
わかりません
暗い話をよりモヤモヤ、テンションを下げてくれる西部劇
1890年代のワイオミング州を舞台に、実際にあった東欧系移民の悲劇を扱う
ハーバード大学出身のエイブリルは、出世コースからドロップアウトして20年後に保安官となっていた。
かつての学友アーヴァインとの再会を機に、WASPの牧場主リーダーによる移民農民皆殺し計画を知ってしまう
移民を守る気持ちはありながら、戦いの覚悟が決まらないエイブル
さらにフランス系移民の恋人エラとエラを愛する敵方のガンマン、ネートとの三角関係もぐだぐだに。
危機的な状況が迫りながらも、エイブルの腰は座らない…
良いところ:
・徹底したセットの作り込み
・ヒーローでありながら、あえてそうならない主人公
・暗中模索のまま、破滅へと向かっていく登場人物たち
悪いところ:
・映画の焦点が不明
・不可解な演出意図
・無駄に長い
・過剰な予算
・みんな何もしない
ただでさえ、ややこしい物語なのだが
実話と照らし合わせていくとさらに混乱することに
個人的には、好きなタイプではある、お勧めはしない映画