hayato

ソラニンのhayatoのレビュー・感想・評価

ソラニン(2010年製作の映画)
3.8
アジカン目当てで鑑賞。
辛い過去を忘れるんじゃなく、それを受け入れて昇華した上で一歩何かに踏み出すことの大切さを教えてくれる様な、少しの勇気を与えてくれる様な温かい映画だった。
鑑賞後は余韻で心が満たされた。

ギターをかき鳴らして歌ってる高良健吾の姿が最高だし、宮崎あおいが最強にかわいいし、桐谷健太演じるビリーが凄くいい奴で、本作に必要不可欠な存在だった。
加藤を演じる俳優さんのベースが上手すぎて、どれだけ練習試合したんだろうって思ってたら、エンドロールでサンボマスターのベーシストなのを知って驚いた。そりゃ上手いわ。役も良くて演技も上手だった。

ソラニンはジャガイモの芽の毒のこと。食べれないけど、それがないとジャガイモは成長しない。浅野いにおのセンスが爆発してるし、原作の漫画も読もうと思った。

ラスト、今まで自分を苦しめていた憑き物が取れた様に清々しい表情でソラニンを歌う宮崎あおいが最高に素晴らしかった。
エンディング主題歌のアジカンのムスタングも大好き。

また何回も観返したいと思える素敵な青春映画だった。
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