演出がピーター・プルック、主演がローレンス・オリビエということで、結構期待して見たんですが、普通にドタバタ映画でした。
撮った時代を考えあわせると、低予算映画らしきわりには後々他の映画の立ち回りシーンに流用される様なダイナミックな演出が目についたので、初公開時に見た人は面白かったかもしれません。
内容的には死刑囚のこそ泥を巡る女の戦い以上でも以下でもありませんが、期待して見なければそこそこ楽しめるかもしれません。
原作はブレヒトではなく、ブレヒトが下敷きにしたジョン・ゲイの『乞食オベラ』
(2012/8/2記)