michiko

ドラえもん のび太の創世日記のmichikoのレビュー・感想・評価

1.5
ドラえもん映画シリーズ16作目。
ポスターの様なコスチュームは作品内で誰も着ていない。

夏休みの宿題の為にひみつ道具「創世セット」で作った偽の世界。実際の地球よりは小さかったり昆虫が進化した昆虫人が地下世界にいたり、現実世界とは異なるが、技術発展や歴史上の人間の過ちなどは現実同様に繰り返している。
ドラえもん達は幾つかは介入するが、彼らを通してその世界をただ眺めるだけという不思議な構成になっている。昆虫人が地上に攻めてこようが、それはひみつ道具の中の偽の世界。現実世界の危機でも無く、淡々と状況を伝えていくのみ…。

しかし…あれ?自分が居眠りしながら観ていたわけで無いなら、その異世界から超空間を移動した昆虫人が現実世界にも来てジャイアン達を拉致??超空間で時間だけで無く世界の外にも行けるの??昆虫人は自分たちがひみつ道具の中の住人という事を理解しているの??

ちょっと理解を超える展開の数々がほのぼの昔話の合間に挟まる展開に頭がついていかない。
誰か解説をお願いします…。

テーマ的には『雲の王国』とも似ている王道の「人間はこんなに酷い」系だが、ドラえもん達を主軸としたストーリーで無い為、中々感情移入は難しい。
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